アジアの“ど真ん中”の特別支援学校として


 
「この“島”で幸せに“生きる力”を身につけたい」そんな「想い」がこもった熱い学校が1979年八重山育成園の仮校舎で開校しました。それが今の本校です。あれから37年、豊かな自然と伝統文化に恵まれた石垣島宮良の地で幼稚部・小学部・中学部・高等部70名の子ども達が学んでいます。
 
 
 この国の中心から見ると本校は日本の最南端であり最西端。最も“はしっこ”の学校。しかしコンパスの中心を石垣島に移すとアジアの“ど真ん中”。亜熱帯の気候、自然、産業、伝統文化。教材・素材にあふれ、都会ではできない実践ができる島。“ど真ん中”の特別支援教育が行うことのできる学校なのです。
 

 
 本校の特色は「総合型特別支援学校」であること。

知的養護学校で開校しましたが離島であるが故、他の障がいの子ども達にも対応していました。2009年特別支援学校へと移行するに当たり全ての障がい種に対応する総合型特別支援学校として位置づけられました。今年度は知的障がい、肢体不自由、病弱の子ども達が在籍しています。
 
 
 次に“きずな”。教職員、子ども達、保護者、地域とのネットワークです。

30年以上続く全校作業学習は、幼稚部・小学部・中学部、高等部の子ども達が一堂に会し交流の場だけでなく小規模特別支援学校の学習集団の在り方で高く評価され、本校の教育活動の特色になっています。又、常に地域とともに歩み、八重山地区唯一の特別支援教育の専門機関として石垣島だけでなく竹富町、与那国町の島々にもセンター的機能を発揮し、支援活動にも力を入れてきました。
 
 
 そして“キャリア教育”。
 
従来の進路指導からいち早く視点を移し、子ども達一人一人が人生の主人公として、「仕事」はもちろんのこと社会の中で様々な役割を果たし、よりよく生きていくことを支援する教育をその段階に応じて進めてきました。“キャリアプランニングマトリックス”“キャリア教育全体構想図”を作成・活用し授業を展開しています。
 

 本校の卒業生はこの“島”で“島人”としてて企業や事業所で働き福祉サービスを活用し力強く生活しています。これからも八重山の島々や島人と繋がりインクルーシブな八重山をめざし歩み続けます。


                                                        2017年 4月
                                                         校長 大田 幸司